「居抜き物件でリラクゼーションサロンをオープンさせたい!物件選びのポイントは?」
「物件を決めるときの注意点はある?」
と思っていませんか?
エステやマッサージ、指圧、カイロプラクティックなどをオープンする際、居抜き物件を選べば開業時のコストを抑えられます。しかし、物件選びのポイントや注意点を知っておかないと、オープンしたあとに集客がうまくいかずに苦労する可能性も。
そこで当記事では、居抜き物件でリラクゼーションサロンをオープンするメリットと選ぶときのポイント、注意点を解説します。
コストを抑えた開業をしつつ、長い目で見て営業を続けていきたい方は、ご一読ください。
目次
居抜き物件でリラクゼーションサロンをオープンするメリット
居抜き物件は、前テナントの内装や設備が残った状態で引き渡される物件のこと。
本来、店舗をオープンしようとすると、レイアウトを設計し、内装やインテリア、設備などの準備が必要です。しかし、居抜き物件であれば、前テナントが使っていたものを引き継げるため、ゼロから準備していくより金銭的・時間的コストを抑えられます。
リラクゼーションサロンを居抜き物件でオープンするメリットは以下の通りです。
居抜き物件を活用すれば、店舗の規模にもよりますが、数百万円単位でのコスト削減も実現可能です。
では、リラクゼーションサロンの居抜き物件は、どのように選んだら良いのでしょうか。
リラクゼーションサロンの居抜き物件を選ぶ3つのポイント
リラクゼーションサロンの居抜き物件を選ぶポイントは、以下の3つです。
それぞれ見ていきましょう。
異業種の居抜き物件だったテナントは避ける
居抜き物件を探す際に、条件の兼ね合いから異業種のテナントが出てくる可能性があります。たとえば、飲食店や美容室などのテナントなどが挙げられます。
とはいえ、たとえ立地や賃料などの条件が良かったとしても、異業種の居抜き物件を選択するメリットは少ないのが実情。なぜなら、異業種だった居抜き物件をリラクゼーションサロンにするために、店舗の内装や設備、レイアウトなどを大きく変更しなければならないからです。
不要となる設備の処分費用もかかり、コストを抑えて店舗をオープンするつもりが、余計に費用が膨らむ結果にもなりかねません。
リラクゼーションサロンの居抜き物件を探す場合は、同業種だったテナントを候補にして探すのが得策です。
店舗のターゲットに合わせた場所にする
リラクゼーションサロンと言っても、さまざまな店舗があります。
2つの店舗があったとしたら、両者に適した場所はそれぞれ異なります。
50代サラリーマンをターゲットとしたマッサージ店の場合は、駅前の人通りのある店舗を選び、大きく目立った看板を出せば集客効果も得られるでしょう。
一方、20代の女性をターゲットとしたエステサロンの場合は、店舗に入る姿を見られたくないお客様もいる可能性があります。メイン通りから少し入った場所に店舗を構えてもいいかもしれません。
とはいえ、あまりにも人通りが少なく、わかりにくい場所にしてしまうと、店舗があることに気付いてもらえず、集客に影響する恐れもあるので注意が必要です。
このように、ターゲットによって適切な立地は異なります。特に女性をターゲットにする場合は、心理的に入店しやすい場所や周辺の治安にも配慮するようにしましょう。
店舗の営業ができる物件であるか確認する
居抜き物件を選ぶ際、前テナントもリラクゼーションサロンだった場合は、問題なく営業できることが多いです。しかし、マンションの一室でやっているような隠れ家的な店舗の場合は、営業をしても良い場所なのか念のため確認しておきましょう。
通常、マンションは住居であるため、営業を許可していない物件もあります。オープン後のトラブルを防ぐために、あらかじめ不動産業者に確認しておくと安心です。
居抜き物件でリラクゼーションサロンを選ぶときの注意点
リラクゼーションサロンの居抜き物件を選ぶときは、どのようなポイントに注意して決定したら良いのでしょうか。ここでは、4つのポイントを挙げてみました。
1つずつ解説していきます。
スケルトン物件と比べて思い通りにはならない
居抜き物件は、前テナントの内装や設備などが残っている状態です。これがメリットではありますが、前テナントの店長やオーナーの好みが反映されており、自分の店舗には合わない可能性があります。
これからオープンする自分のリラクゼーションサロンとコンセプトが似ていれば大きな変更をせずに活用できますが、そうでなかった場合は理想の店舗からかけ離れてしまうかもしれません。
内装やレイアウトが自分の思い通りにはいかず、イメージとは違う店舗になる可能性も知っておくと安心です。
造作譲渡費が発生する場合がある
造作譲渡費は、前テナントがオープンしてから年数が経っていなかったり、設置されている設備がまだ新しかったりする場合に発生します。すべてを無条件で引き継げるわけではない点を考慮して、あらかじめ予算を立てておきましょう。
とはいえ仮に造作譲渡費が発生したとしても、ゼロの状態から内装工事をしたり、設備を用意したりするよりはコストを抑えられる可能性はあります。造作譲渡費を払う場合は、全体でどれだけコストを削減できているか試算するのが確実です。
引き継げる設備の使用年数や故障などを確認する
居抜き物件としてテナントを引き継いだあとに、エアコンや施術の機器に故障が発覚してメンテナンスが必要になるケースがあります。設備の型式によっては高額の修理になってしまうことも。
また、自店舗では使わない古い設備を処分する場合にも、費用がかかってしまいます。
引き継いだあとに余計なコストがかかることのないよう、入念な確認が必須です。可能であれば、内見するときに実際に設備が動くかどうか確認をしておきましょう。
前テナントの退去理由を確認する
居抜き物件の場合、必ず前テナントが同じ場所で営業しています。店舗を構えていたにもかかわらず閉店に至っているということは、何かしらの退去理由があるはずです。
同じ理由で、自店舗も閉店に追いやられる可能性はゼロではありません。詳しい退去理由を確認した上での判断が重要です。
リラクゼーションサロンの居抜き物件を探すときの不動産業者の選び方
居抜き物件を扱う不動産業者は多数あり、どこで探すのがいいのか迷うこともあるのではないでしょうか。一般的に、居抜き物件は以下の方法で探せます。
インターネットを使うのが手軽な方法です。ただ、条件に合う物件が見つかるまで探し続けなくてはならず、効率的ではありません。
そして、誰でも物件情報を見られる状態になるため、気になる物件が出てきたらすぐにアクションを起こすスピーディーさも必要です。
インターネット上にはない居抜き物件を探すには、エリアに密着した不動産業者に問い合わせる方法もあります。条件に合う物件が見つかったら、連絡をもらえるようにしておくのも良いでしょう。
インターネット検索や直接不動産業者に訪問するのは時間的コストがかかるといった場合には、居抜き物件を専門に扱うマッチングサイトを利用するのもおすすめです。希望条件を登録したあとは、合致する居抜き物件の情報を待つだけなので、面倒な手間はかかりません。
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リラクゼーションサロンを居抜き物件でオープンするメリットや選ぶ際のポイント、注意点を解説しました。
新しくリラクゼーションサロンをオープンするときには、居抜き物件を活用することによって内装工事費や設備費などを抑えた開業が可能です。しかし、同業種の居抜き物件に絞ったり、店舗のターゲットに合わせた立地を選んだりしないと、後悔する結果になる可能性もあります。
物件選びのポイントや注意点で解説した内容を考慮しながら、自社に合う居抜き物件を効率的に探していくことが重要です。
「手間をかけずに居抜き物件を探したい」「条件に合う物件だけ教えてほしい」といった方には「退去ナビ」がおすすめ。退去ナビは、テナントを退去したい事業者と入居したい事業者を繋ぐ、マッチングプラットフォームです。
入居したい居抜き物件の条件を登録しておくと、合致したテナントが出てきたときにお知らせをします。登録後は待つだけなので、効率的な居抜き物件探しが可能です。
なお、退去ナビに登録されているのは、どの不動産業者も扱っていない解約通知前の物件。居抜き物件の情報を、いち早く知れるところが特徴です。
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船本ちとせ
フリーライター。BtoBオウンドメディアでの執筆を中心に、取材にも取り組む。わかりやすく、良質なコンテンツ作成を目指して日々奮闘中!
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