「音楽スタジオを居抜き物件で探したい!でも、なかなか条件に合うところが見つからない……」
「どうやって探したら効率良く見つけられるの?」
と思っていませんか?
楽器演奏ができる音楽スタジオをゼロの状態から設計しようとすると、開業時のコストがかかります。なぜなら、周囲への音漏れを防ぐために、壁を厚くしたり窓を二重サッシにしたりといった防音設備が必要になるからです。
そこで、開業時のコストをできるだけ抑えるには、すでに防音設備の整っている居抜き物件の活用が鍵を握ります。とはいえ、希望条件と合致するところが見つからず、なかなか決まらないといったことも。
当記事では、効率良く音楽スタジオの居抜き物件を探す方法や必須条件、内見時のポイントを解説します。音楽スタジオを低コストでオープンさせたい方は、ご一読ください。
目次
音楽スタジオを居抜き物件で探す3つの方法
居抜き物件で音楽スタジオを探すには、3つの方法があります。
それぞれの方法を見ていきましょう。
インターネットで検索する
もっとも手軽に居抜き物件探しを始められる方法です。インターネットに繋がっているスマートフォンやパソコンがあれば、すぐに始められます。
GoogleやYahoo!などの検索窓で「希望するエリア 音楽スタジオ 居抜き物件」と入れてみてください。たとえば希望するエリアには、吉祥寺・高円寺・下北沢などの最寄駅を入れたり、中央線や小田急線などの路線を入れてみたりするのも有効です。
ただし、掲載されている居抜き物件が希望条件に合うかどうか、1件1件確認しなくてはなりません。そのため、時間や人的リソースに比較的余裕があるときにおすすめの方法です。
楽器演奏OKの物件に強い不動産業者へ相談する
不動産業者と言っても、住宅に強いところもあれば、オフィスなどの法人向け物件に強いところもあります。音楽スタジオの居抜き物件を探すなら、楽器演奏OKの物件に強い不動産業者で相談するのがおすすめです。
専門知識があるのはもちろん、インターネット上では公開されていない情報を持っている可能性もあります。
防音設備に関することなど、通常のテナントとは異なるので、より具体的に相談できる不動産業者のほうがスムーズに計画を進められるでしょう。
居抜き物件のマッチングサイトを利用する
「居抜き物件をじっくり探している時間がない」「希望条件に合うテナントだけを教えてほしい」といった方におすすめしたい方法が、居抜き物件のマッチングサイトを利用する方法です。
希望条件を登録したあと、条件に合う居抜き物件が見つかったときにお知らせが入るので、効率の良いテナント探しが可能です。
当サイトの運営元である株式会社アクトプロでは、居抜き物件のマッチングプラットフォーム「退去ナビ」を提供しています。希望条件の登録は無料で、時間をかけない居抜き物件探しが可能です。
効率良く、居抜き物件を探していきたい方は、以下からご登録ください。
ここまで、居抜き物件で音楽スタジオを探す方法をお伝えしました。続いて、居抜き物件探しの際に知っておきたい必須条件を解説します。
音楽スタジオを居抜き物件で探すときの必須条件4つ
音楽スタジオとなるテナントを居抜き物件で探すなら、以下の条件を考慮して探していきましょう。
- 鉄筋コンクリートで作られた建物にする
- 窓がある場合は二重サッシになっている
- 床や壁に防音性の高い素材が使われている
- 4.音楽の演奏が可能な物件になっている
1つずつ解説していきます。
1.鉄筋コンクリートで作られた建物にする
建物の造りによって、防音性能の度合いが大きく左右されます。楽器の演奏をする音楽スタジオでは、鉄筋コンクリートの建物であることが必須です。
鉄筋コンクリート造(RC造)は、鉄筋の間にコンクリートを流し込んで作られた建物。建物の内部に隙間がないため、高い防音性を発揮します。より耐久性の高い鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の建物でも、同様の防音性能があります。
一方、木造や鉄骨造の建物の場合は、内部に空間があることによって音が漏れやすくなるため、避けておきましょう。
もともと音楽スタジオとして営業していた居抜き物件であれば、防音性能に問題のないことが多いですが、念のため確認しておくと安心です。
2.窓がある場合は二重サッシになっている
物件内に窓がある場合は、二重サッシになっているかどうかが大切です。二重サッシは、内窓と外窓に2つのサッシがある窓のことを言います。
二重サッシになっていることによって、防音効果が高まり、演奏中の音が外部に漏れにくくなります。
また、外からの音を遮断する効果もあるため「演奏中の音を録音したい」「自分の音に集中したい」といった場合は、要チェックのポイントです。
3.床や壁に防音性の高い素材が使われている
鉄筋コンクリート造かつ、窓が二重サッシになっていたとしても、床や壁の素材によって音漏れしてしまう可能性も。そのため、防音性の高い吸音材を使用した床や壁になっているかどうかも見ておきましょう。
あわせて「壁が十分な厚さになっているか」といったところも条件の1つ。防音性を保つには、180mm以上の壁の厚さが必要と言われています。
床や壁の素材や厚さについては素人では判断しにくいため、不動産業者に確認しておくと安心です。
4.楽器の演奏が可能な物件になっている
もともと、楽器演奏のできるレコーディングスタジオやライブハウスなどの居抜き物件であれば問題ない場合が多いです。しかし、立地などの兼ね合いで他業種のスタジオだった物件を検討するケースもあります。
たとえば、ヨガスタジオやダンススタジオの居抜き物件を借りて、音楽スタジオに変える場合などです。
こういったケースの場合は、音楽演奏ができるテナントなのかどうかをしっかり確認しておくようにしましょう。
音楽スタジオを居抜き物件で探す際の条件がわかったところで、物件を内見するときのチェックポイントも解説します。居抜き物件探しの失敗を防ぎたい方は、読み進めてみてください。
音楽スタジオの居抜き物件を内見するときのチェックポイント3つ
音楽スタジオの居抜き物件を内見するときには、以下3つのポイントを重点的に確認することをおすすめします。
- 壁をノックしてみる
- 窓を開けてみる
- 時間をずらして複数回の内見をしてみる
それぞれ見ていきましょう。
1.壁をノックしてみる
内見時には、部屋の壁をノックしてみてください。
重く詰まったような音がする場合は、防音性能に問題はありません。一方、高い音がする場合は、性能が十分ではない可能性があります。
1箇所の壁だけではなく、四方の壁をすべてチェックしておくのがおすすめです。
2.窓を開けてみる
窓が二重サッシになっている物件だったとしても、防音性能が十分ではない場合も。
実際に窓を開けたり閉めたりしてみて、しっかりと外からの音を遮断できているかどうか確認しておきましょう。窓が閉まっているにもかかわらず、外の音が聞こえてしまう場合は、演奏する楽器の音も漏れる可能性が考えられます。
3.時間をずらして複数回の内見をしてみる
朝・昼・夜で人通りや交通量が違えば、外から聞こえる騒音も変わってきます。場合によっては、近くに繁華街があることによって夕方から夜のほうが賑わうエリアも。
とくに日中だけではなく、夜間にも営業する可能性がある場合は、時間を変えて内見しておくと安心です。
音楽スタジオの居抜き物件を探すなら「退去ナビ」にお任せ!
居抜き物件で音楽スタジオを探す方法や選ぶときの必須条件、内見時のポイントを解説しました。
楽器の演奏をする音楽スタジオでは、防音設備が整ったテナントであることが必須条件です。入居後に近隣住民や店舗とトラブルになることのないよう、物件選びの段階から適切に見極めていきましょう。
これから居抜き物件の音楽スタジオを探すなら「退去ナビ」の活用がおすすめ。退去ナビは入居したい事業者と退去したい事業者を繋ぐマッチングプラットフォームです。
希望条件を登録しておくと、それに合った居抜き物件の情報をお知らせします。
さらに、退去ナビで扱っている居抜き物件は、まだどこにも出回っていない解約通知前の物件です。退去ナビの活用によって効率的に、いち早く居抜き物件の情報を入手できるようになります。
「居抜き物件を探す手間を削減したい」「ほかの不動産業者では扱っていない情報を知りたい」といった方は、以下からお問い合わせください。
船本ちとせ
フリーライター。BtoBオウンドメディアでの執筆を中心に、取材にも取り組む。わかりやすく、良質なコンテンツ作成を目指して日々奮闘中!
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